デジタル大辞泉
「引声」の意味・読み・例文・類語
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いん‐ぜい【引声】
※
源平盛衰記(14C前)一〇「慈覚大師渡唐時、
清涼山の引声
(インセイ)の念仏を伝給ひしに」
いん‐じょう ‥ジャウ【引声】
※運歩色葉(1548)「引声 インシャウ
二月を二月
(にんくゎつ)と云」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
引声
いんぜい
日本音楽の用語。 (1) 天台声明における演奏形式の一種。主として序曲といわれる非拍節リズムの曲にはテンポや墨譜1つずつの旋律の長短によって長音 (ちょういん) ,引声,短声,切音 (きりごえ) などの分類があるが,引声は声をかなり長く引伸し,さまざまな装飾をつけて歌ううたい方をいう。『短声阿弥陀経』に対して,最も引伸した特別のものを『引声阿弥陀経』という。 (2) 「論義」における唱法の一つで,「ひきごえ」とも読む。一音節を長く保って,明瞭に唱えるもの。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
普及版 字通
「引声」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報