引声念仏(読み)いんぜいねんぶつ

精選版 日本国語大辞典 「引声念仏」の意味・読み・例文・類語

いんぜい‐ねんぶつ【引声念仏】

〘名〙 仏語。ゆるやかな曲調阿彌陀如来の名をとなえること。→引声阿彌陀経

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デジタル大辞泉 「引声念仏」の意味・読み・例文・類語

いんぜい‐ねんぶつ【引声念仏】

ゆるやかな曲調で阿弥陀仏名号を唱えること。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「引声念仏」の意味・わかりやすい解説

引声念仏
いんぜいねんぶつ

円仁が中国五台山から伝えた念仏法。音楽的な調べに乗せて歌う形の念仏で,比叡山常行三昧堂で円仁がこの念仏を行なったとされる (851) 。これはやがて不断念仏に受継がれたといわれる。

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