精選版 日本国語大辞典 「小回・小廻」の意味・読み・例文・類語
こ‐まわり ‥まはり【小回・小廻】
〘名〙 (「こ」は接頭語)
※浄瑠璃・歌枕棣棠花合戦(1746)二「ほんにゑさし箒の出ぬさきに小廻りが大事じゃ、トリャ膳立を仕ませふ」
② 細かな身のこなし。
③ 車などが、小さな円をえがいてまわること。また比喩的に、情勢に応じてすばやく動くこともいう。「こまわりがきく」
⑤ =こまわし(小回)③
こ‐まわし ‥まはし【小回・小廻】
〘名〙 (「こ」は接頭語)
① ちょっと気がきいていて小器用であること。また、そのさま。小取り回し。
② (長距離を航海する大廻しに対して) 近距離を航海すること。〔勘定所勤方心得〕
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