寒露(読み)かんろ

日本大百科全書(ニッポニカ)「寒露」の解説

寒露
かんろ

二十四節気の一つ。陰暦9月の節で、秋分ののち15日、現在の暦では10月8、9日ごろにあたる。露が寒冷にあって凝結しようとするの意があり、秋の深まりを思わせる命名である。このころになると日本の北国ではカエデなどの紅葉で秋色が深まる。またツバメなどの夏鳥や、ツグミ、ガンなどの冬鳥の渡りが盛んになる。カキ、クリなどの収穫期にあたり、キクは満開となる。俳諧(はいかい)では秋の語。

根本順吉

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精選版 日本国語大辞典「寒露」の解説

かん‐ろ【寒露】

〘名〙
① 晩秋から初冬にかけての露。霜になりそうな冷たい露。
※菅家文草(900頃)五・重陽後朝、同賦花有浅深「夜風豈有吹濃淡、寒露応潤愛憎」 〔郭璞‐遊仙詩・其七〕
② 二十四節気の一つ。太陽が黄道上の一九五度の点にある時をいう。陰暦の九月の節気、新暦の一〇月八日頃に当たる。《季・秋》
※延喜式(927)一六「起寒露三日十日」 〔淮南子‐天文訓〕

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日本文化いろは事典「寒露」の解説

寒露

10月8日頃 寒露とは、草花に冷たい露が宿るという意味です。秋の長雨が終わり、秋も深まり始める頃です。東日本ではもみじの紅葉が始まり、農作物の収穫も行われます。また、10月10日が体育の日である事もあり、寒露の頃に運動会が開催される地域が多いようです。

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デジタル大辞泉「寒露」の解説

かん‐ろ【寒露】

晩秋から初冬にかけての、霜になりそうな冷たい露。
二十四節気の一。10月8日ごろ。このころになると、北地では初氷がみられるようになる。 秋》

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「寒露」の解説

寒露
かんろ

二十四節気の一つで旧暦9月の節気にあたる。天球上の太陽の黄経は 195°,現行暦の日付では 10月8日頃である。

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