新暦（読み）しんれき

精選版 日本国語大辞典

しん‐れき【新暦】

〘名〙

① 新たに制定した暦。新しい方法によって作った暦。しんごよみ。

※泰平年表‐常憲公・貞享元年（1684）四月二九日（古事類苑・方技五）「新暦頒行被_二仰出_一」 〔晉書‐律歴志・下〕

② 新しい年の暦。来年度に用いる暦。

※看聞御記‐応永二四年（1417）一二月一九日「新暦二巻八卦等在弘進_レ之」 〔来鵠‐早春詩〕

③ 明治六年（一八七三）以後、それまでの太陰暦にかわって採用された暦。太陽暦。陽暦。旧暦の明治五年（一八七二）一二月三日をもって、新暦の明治六年一月一日とした。

※西洋道中膝栗毛（1874‐76）〈総生寛〉一三「十五夜も弓張月の新暦(シンレキ)に玉の兎の住所なし」

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

しん‐れき【新暦】

日本で明治6年（1873）以降採用されている、現行のグレゴリオ暦のこと。⇔旧暦。

出典　小学館

百科事典マイペディア

新暦【しんれき】

日本では明治６年（1873年）以降採用されているグレゴリオ暦をいう。旧暦の対。ただし閏(うるう)の置き方は1900年まで旧暦のままであった。

出典　株式会社平凡社

占い用語集

新暦

改暦を行った後の暦法のこと。改暦前の暦は旧暦となる。日本や東アジア諸国では、太陰太陽暦から改暦した太陽暦（グレゴリオ暦）が新暦になる。

出典　占い学校 アカデメイア・カレッジ

普及版 字通

【新暦】しんれき

太陽暦。

字通「新」の項目を見る。

出典　平凡社「普及版 字通」

日本大百科全書(ニッポニカ)

新暦
しんれき

→太陽暦

出典　小学館　日本大百科全書(ニッポニカ)