精選版 日本国語大辞典 「夜討曾我」の意味・読み・例文・類語 ようちそが【夜討曾我】 [一] 謡曲。四番目物。各流。作者未詳。「曾我物語」による。曾我の五郎と十郎は、富士のすそ野の巻狩に父の敵工藤祐経を討とうとするが、自分たちの死後の母を思いやり従者の団三郎と鬼王に形見の品を持たせて帰らせる。兄弟は首尾よく敵を討ち、五郎は多くの軍兵を相手に奮闘するが、ついに生けどられる。[二] 幸若舞の曲名。「曾我物」七番の一つ。(一)と同じ素材に基づき、敵工藤祐経とその家来王藤内を討つところまでを扱う。[三] 歌舞伎脚本「夜討曾我狩場曙(ようちそがかりばのあけぼの)」の通称。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「夜討曾我」の解説 夜討曾我(通称)ようちそが 歌舞伎・浄瑠璃の外題。元の外題夜討曾我裾野誉 など初演明治21.6(東京・新富座) 出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報