精選版 日本国語大辞典 「形見」の意味・読み・例文・類語
かた‐み【形見】
〘名〙
※万葉(8C後)一五・三七五三「会はむ日の可多美(カタミ)にせよと手弱女(たわやめ)の思ひ乱れて縫へる衣そ」
※竹取(9C末‐10C初)「脱ぎおく衣(きぬ)をかたみと見給へ」
② 本物の代わりとなるもの。形代(かたしろ)。
③ 過ぎ去ったものを思い出す種となるもの。思い出のよすが。記念。なごり。
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