普及版 字通 「堀(漢字)」の読み・字形・画数・意味
堀
常用漢字 11画
[字訓] あな・ほり
[説文解字]
[字形] 形声
声符は屈(くつ)。屈は獣尾を屈する形。獣穴を掘り、尾を屈して穴に匿(かく)れる意。〔説文〕十三下に「なり」とあり、〔段注〕に穴中より犬の突出する意とする。(突)の初義はおそらく竈突(そうとつ)、地を掘りこんで竈(かまど)としたものであろう。〔説文〕はまた〔詩、曹風、蜉蝣〕「蜉蝣(ふいう)堀(くつえつ)」の句を引く。いま掘閲に作る。地中から脱皮してあらわれるをいう。
[訓義]
1. あな、けもののあな、虫の穴。
2. ほり。国語では、水を貯えた城池などをいう。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕堀 ホル・アバク 〔字鏡集〕堀 ホル・ホリタツ・アバク・ツク
[熟語]
堀閲▶・堀▶・堀虚▶・堀強▶・堀穴▶・堀室▶・堀▶
[下接語]
崇堀
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報