精選版 日本国語大辞典 「吹寄」の意味・読み・例文・類語
ふき‐よせ【吹寄】
〘名〙
① 風などで吹き集めること。
② 種々のものを寄せ集めること。また、そのもの。
※浄瑠璃・百合若大臣野守鏡(1711頃)三「磯山陰の吹よせをかきあつめ置きたる柏」
③ いろいろな落葉の形を模様としてつけた杯。
④ 寄席芸の一つ。いろいろな種類の音曲から、一、二句ずつ抜き出し寄せ集めて、演奏するもの。
※東京風俗志(1899‐1902)〈平出鏗二郎〉下「ここに於いて音曲吹寄あり、今最も多く行はる」
⑤ 秋から冬にかけての献立に出る料理で、肉や野菜などのいろいろの材料を、風に吹き寄せられた木の葉のふぜいを出して盛ったものをいう。
⑧ 笛などを吹いて鳥を呼び集めること。
ふき‐よ・せる【吹寄】
[1] 〘自サ下一〙 ふきよ・す 〘自サ下二〙 風などが吹いてくる。
[2] 〘他サ下一〙 ふきよ・す 〘他サ下二〙 吹いて一方へおしやる。
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