割書(読み)わりがき

精選版 日本国語大辞典 「割書」の意味・読み・例文・類語

わり‐がき【割書】

〘名〙
本文の間に、二行に小さく注を書きいれること。また、その注。割注。〔和英語林集成(初版)(1867)〕
書名歌舞伎狂言浄瑠璃名題などの上に、二行割り、または数行に割って書かれた文句。また、番付看板などで、文字を何行かに割って書くこと。
※役者全書(1774)三「其上名題の風流割書の名人

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「割書」の意味・読み・例文・類語

わり‐がき【割(り)書(き)】

本文の間に2行に分けて細字で注などを入れること。また、その注。割り注。
歌舞伎狂言浄瑠璃名題などの上に行を割って書かれた文句。
[類語]小書き割り注脚注頭注補注注釈注解校注評注訳注原注傍注左注古注新注

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

線状降水帯

線状に延びる降水帯。積乱雲が次々と発生し、強雨をもたらす。規模は、幅20~50キロメートル、長さ50~300キロメートルに及ぶ。台風に伴って発達した積乱雲が螺旋らせん状に分布する、アウターバンドが線状...

線状降水帯の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android