利休色(読み)りきゅういろ

色名がわかる辞典 「利休色」の解説

りきゅういろ【利休色】

色名の一つ。茶人利休(1522~1591年)が好んだと伝えられるみの茶色。千利休は茶道を大成した人物として知られ、侘茶わびちゃを追求したとされる。茶色系統が流行した江戸時代に登場した色名で、くすんだイメージがあり、緑みがかっているのが特徴。千利休が愛用したかどうかは不明で、お茶の色が緑であることから、緑がかった茶色や鼠色を利休好みとしたという説がある。

出典 講談社色名がわかる辞典について 情報

精選版 日本国語大辞典 「利休色」の意味・読み・例文・類語

りきゅう‐いろ リキウ‥【利休色】

〘名〙 緑色を帯びた灰色

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「利休色」の意味・読み・例文・類語

りきゅう‐いろ〔リキウ‐〕【利休色】

黒みがかった緑色。
[類語]緑色りょくしょく翠緑すいりょく深緑しんりょく草色くさいろ萌葱もえぎ柳色松葉色オリーブ色グリーンエメラルドエメラルドグリーン黄緑深緑浅緑

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

破壊措置命令

弾道ミサイルなどが日本に飛来・落下する恐れのある場合に、それを破壊するよう防衛大臣が自衛隊に命じること。弾道ミサイル破壊措置命令。[補説]原則として内閣総理大臣の承認を得た上で行われるが、事態の急変な...

破壊措置命令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android