精選版 日本国語大辞典 「茶色」の意味・読み・例文・類語
ちゃ‐いろ【茶色】
〘名〙
※仮名草子・仁勢物語(1639‐40頃)下「名にし負はばちゃいろこそあれ赤裏の頭巾肩衣著るを云ふなり」
※洒落本・辰巳之園(1770)「浅黄(あさぎ)むくの下着、茶色(チャイロ)の帯」
② 色茶屋につとめる女性。茶屋の色女。
※浮世草子・商人職人懐日記(1713)四「音に聞し新町を見しに、さりとは茶色とは増り草の、ゆかりの末の局迄も」
ちゃいろ‐・い【茶色】
〘形口〙 茶色である。茶色をしている。
※シベリヤ物語(1950‐54)〈長谷川四郎〉アンナ・ガールキナ「黄色味がかった茶色い擂鉢(すりばち)のような食器の中に」
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