エメラルドグリーン【emerald green】
色名の一つ。JISの色彩規格では「つよい緑」としている。一般に、宝石のエメラルドのような明るい爽やかな印象の緑色。エメラルドは緑玉、緑柱石とも呼ばれ、5月の誕生石として知られる。古くから明るい緑の形容として用いられてきた。16世紀、ベネチアの画家パオロ・ベロネーゼの名をとったポールベロニーズグリーンもエメラルドグリーンの別名であったが、毒性があるためポイズングリーンともよばれた。19世紀に発見された花緑青はなろくしょうや水酸化クロムの顔料の色名もエメラルドグリーン。海や湖の色を表すのによく用いられる。
出典 講談社色名がわかる辞典について 情報
精選版 日本国語大辞典
「エメラルドグリーン」の意味・読み・例文・類語
エメラルド‐グリーン
〘名〙 (emerald green)
① エメラルドのような明るい、冴えた緑色。
※自然と人生(1900)〈
徳富蘆花〉自然に対する五分時「実に云ふべからざる
緑青色(エメラルドグリーン)を帯ぶ」
② エメラルドに似た緑色の顔料。
酢酸銅と
亜砒酸(あひさん)銅の
化合物。耐久性があるが毒性が強いので、
船底などの
塗料に用いる。花緑青
(はなろくしょう)。
エチル‐グリーン。
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デジタル大辞泉
「エメラルドグリーン」の意味・読み・例文・類語
エメラルド‐グリーン(emerald green)
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