仕込む(読み)シコム

デジタル大辞泉 「仕込む」の意味・読み・例文・類語

し‐こ・む【仕込む】

《「し」はサ変動詞「す」の連用形
[動マ五(四)]
教えてしっかりと身につけさせる。しつける。「アシカに芸を―・む」「行儀作法を―・まれる」

商売のために、商品を買い入れる。仕入れる。「値上がりを見越して大量に―・む」
㋑飲食店などで、料理の下ごしらえをする。また、料理を作ってたくわえておく。「開店前に―・む」
㋒必要な物を用意しておく。「地震に備えて非常食を―・んでおく」
知識・技術などを自分のものとする。「新しい情報を―・む」
工夫して中に納め入れて作る。「刀をつえに―・む」
酒・味噌・醤油などをつくるために、原料をまぜて桶などの入れ物に詰める。「酒を―・む」
[可能]しこめる
[動マ下二]囲んで作る。垣などを巡らす。
かまどを三重に―・めて、たくみらを入れ給ひつつ」〈竹取
[類語]助言教示訓示アドバイスコンサルティングカウンセリング指導導き教え手引き指南教授教育訓育教導補導ほどう善導誘掖ゆうえき鞭撻べんたつ手ほどき教習コーチ伝授する講義する講ずるたたき込む育てる導く仕付ける教鞭を執る薫育教化教学文教育英教えるガイダンス手を取る示教指教徳育知育体育矯正薫陶入れ知恵洗脳感化徳化醇化啓発啓蒙

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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