中国革命同盟会(読み)ちゅうごくかくめいどうめいかい(英語表記)Zhong-guo ge-ming tong-meng-hui; Chung-kuo ko-ming t`ung-mêng-hui

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「中国革命同盟会」の意味・わかりやすい解説

中国革命同盟会
ちゅうごくかくめいどうめいかい
Zhong-guo ge-ming tong-meng-hui; Chung-kuo ko-ming t`ung-mêng-hui

中国,清朝打倒を目指す革命団体で,光緒 31 (1905) 年東京で結成中国同盟会ともいう。孫文興中会黄興華興会章炳麟光復会などの革命団体が結集されたもので,留学生などの知識人,会党新軍兵士,華僑などが参加した。孫文が総理 (会長) となり,三民主義綱領とした。機関誌『民報』で革命の宣伝に努め,またしばしば武装蜂起を行い,辛亥革命を指導した。 1912年国民党に改組。のちの中華革命党中国国民党前身である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル大辞泉 「中国革命同盟会」の意味・読み・例文・類語

ちゅうごく‐かくめいどうめいかい〔‐カクメイドウメイクワイ〕【中国革命同盟会】

中国、末の政治団体。1905年、孫文らを中心に興中会華興会などの団体を大同団結して東京で結成。三民主義を綱領とし、機関紙「民報」を発刊。清朝打倒、民主主義革命の達成を目標とした。1912年、中国国民党に改組。中国同盟会。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「中国革命同盟会」の意味・読み・例文・類語

ちゅうごく‐かくめいどうめいかい ‥カクメイドウメイクヮイ【中国革命同盟会】

一九〇五年、孫文らが東京で結成した革命的政治団体。「革命」の語句を入れると秘密活動に不利と「革命」の語句を削り、中国同盟会と称した。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

破壊措置命令

弾道ミサイルなどが日本に飛来・落下する恐れのある場合に、それを破壊するよう防衛大臣が自衛隊に命じること。弾道ミサイル破壊措置命令。[補説]原則として内閣総理大臣の承認を得た上で行われるが、事態の急変な...

破壊措置命令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android