三本松(読み)さんぼんまつ

日本歴史地名大系 「三本松」の解説

三本松
さんぼんまつ

[現在地名]小倉北区古船場町ふるせんばまち

古船場町南東にある。「倉府俗話伝」に「東曲輪の内、馬借町、三本松、古船場辺」まで片野かたの村内であったと記される。宝永元年(一七〇四)馬借ばしやく町・三本松・古船場町などで床上四、五尺の浸水があった(「忠雄公年譜」県史資料六)。当地に安国寺があった細川氏の代に水門すいもん橋が架けられ、安国寺あんこくじ橋と称されたという(倉府俗話伝)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「三本松」の意味・わかりやすい解説

三本松
さんぼんまつ

香川県東部,東かがわ市大内の中心集落。播磨灘にのぞむ。旧町名。 1955年,当時の大内町合体。かつて3本のマツ大樹が航行する船の目印になったという。県東部の中心地で,簡易裁判所検察庁などの出先機関が多い。手袋製造の中心地でもあり,紡績製薬,製陶の工場もある。 JR高徳線三本松駅がある。

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世界大百科事典(旧版)内の三本松の言及

【大内[町]】より

…北は播磨灘に面し,南は虎丸山(374m)から笹ヶ峰に連なる讃岐山脈の山地で,与田川,番屋川が中央部を北流し,沖積平野を形成する。与田川三角州にある中心地三本松は古くからの港町で,東讃随一の経済圏を誇った。漁業は内海漁業から現在はノリの養殖漁業に移行している。…

※「三本松」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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