古船場町(読み)ふるせんばまち

日本歴史地名大系 「古船場町」の解説

古船場町
ふるせんばまち

[現在地名]小倉北区古船場町・紺屋町こうやまち魚町うおまち四丁目

東曲輪のなかほど、東紺屋町の南にある。町並は東西に連なる二筋の通り。細川氏の時代、小倉藩軍船の舟入りであった(倉府俗話伝)中津街道城下町から出る中津口なかつぐち門があり、細川忠興自慢の門で、城下では最大の大石を用いて石垣を築いた(鵜の真似)。寛永元年(一六二四)「せんは」で大橋(常盤橋)作事用の蹴転が購入されている(永青文庫蔵「日帳」同年八月二日条)。同六年「小倉せんば町」の九郎左衛門尉が大坂上米一四〇石を豊後高田たかだ(現大分県豊後高田市)で積載している(同日帳同年四月二二日条)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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