ボウ(バウ)・ねきりむし(漢字)

普及版 字通 の解説


17画

(異体字)
15画

[字音] ボウバウ
[字訓] ねきりむし

[説文解字]

[字形] 形声
声符は矛(ぼう)。〔説文〕十三下に「蟲の艸根をらふなり。蟲に從ひ、其の形に象る」とする。また「、抵して民の財を取るときは、則ち生ず」という。字はまたに作り、に作る。〔詩、小雅大田〕に「」とする害虫が、その本義。また人の上に移して〔左伝、昭三十二年〕「(しりぞ)く」のようにいう。貪吏は多く賊にたとえられ、また虫害に対しても災異免官の慣例があった。

[訓義]
1. ねきりむし。
2. 貪吏にたとえる。
3. くもの名。字はまたに作る。

[古辞書の訓]
字鏡集 オホネムシ

[熟語]

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報