ケイ(漢字)

普及版 字通 「ケイ(漢字)」の読み・字形・画数・意味


12画

(異体字)
12画

[字音] ケイ

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(けい)。声の字に他に稽があり、稽は神霊降下を求めて祈り拝する字で稽首、また神の稽留する意。稽首は金文首としるし、旨は神の詣(いた)ること。それを迎えて稽首するを(けい)という。華表の原型である(けい)(のち禾(か)、華表)に犬牲を加えた字である。康はもと奚氏。会稽に居り、のちに移り、会稽の稽をとってと称したという。そのときの造字であろう。〔説文九下の〔新附〕の字、「山名なり」という。

[訓義]
1. やまの名。
2. 姓。

[古辞書の訓]
字鏡 アカフ

[熟語]


7画

[字音] ケイ

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(けい)(幵)。〔説文〕六下に「の子の封ぜられしなり。地は河の懷にし」とあり、〔左伝、僖二十四年〕「・胙(そ)・祭は、の胤なり」とみえる。のち族名となる。

[訓義]
1. 国の名。
2. 地の名。
3. 族名。
4. 形と通用することがある。

[熟語]


3画

[字音] ケイ

[説文解字]

[字形] 象形
豚の頭の形。〔説文〕九下に「豕(ぶた)の頭、其のくして上見するに象るなり。讀みて(けい)の(ごと)くす」とあり、〔玉〕に「彙のなり」という。彙ははりねずみ

[訓義]
1. ぶたのあたま。
2. はりねずみのあたま、はりねずみ。

[部首]
〔説文〕に・彖・など四字を属する。は獣頭の形であるが、これを単独に用いる例はない。は祟(すい)の初文(殺)・はその形に従う。

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報