グレートスレーブ湖(読み)グレートスレーブコ(英語表記)Great Slave Lake

デジタル大辞泉 「グレートスレーブ湖」の意味・読み・例文・類語

グレートスレーブ‐こ【グレートスレーブ湖】

Great Slave Lakeカナダ、ノースウェスト準州南部にある湖。グレートベア湖に次いで、同国で2番目に大きい。ヘイ川、スレーブ川、イエローナイフ川など、多くの川が流入し、マッケンジー川を経て北極海に注ぐ。カナダ楯状地周縁部の氷河湖群の一つ北岸に州都イエローナイフがある。

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改訂新版 世界大百科事典 「グレートスレーブ湖」の意味・わかりやすい解説

グレート・スレーブ[湖]
Great Slave Lake

カナダ,ノースウェスト・テリトリーズ南部にある巨大な湖。面積2万8440km2,最大水深613m,湖面標高156m。カナダ楯状地縁辺部の大湖沼群の一つ。スレーブ川など多くの川が流入し,マッケンジー川となって北極海へ流出する。周囲タイガないしツンドラマスサケなどの漁獲が行われる。北岸のイェローナイフは,テリトリーズの行政中心であるとともに,金の鉱山としても知られる。1771年イギリス人探検家S.ハーンが湖を発見した。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「グレートスレーブ湖」の意味・わかりやすい解説

グレートスレーブ湖
グレートスレーブこ
Great Slave Lake

カナダ,ノースウェスト准州西部,マッケンジー地区にある湖。面積 2万8568km2,東西の長さ 500km,南北幅 50~225km,最大水深 600m以上。湖水マッケンジー川により北極海に注ぐ。西部湖岸は森林に覆われているが,北部東部樹木が少ない。6月中旬から 10月中旬まで航行可能で,冬季には凍結。1771年イギリスの探検家サミュエル・ハーンが発見。北西岸のイエローナイフとラエ地域からは金を産出する。1945年にグロスキャップとヘイリバーにマスなどの淡水魚缶詰工場が建設された。

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