デジタル大辞泉
「追加」の意味・読み・例文・類語
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つい‐か【追加】
〘名〙 (「ついが」とも)
① すでにあるものに他のものをあとからつけ加えること。足りない分を補い加えること。また、そのもの。〔文明本節用集(室町中)〕
※
明暗(1916)〈
夏目漱石〉一六三「彼は此偏見の上へ、乙
(おつ)に
識者ぶる
彼等の態度を追加
(ツヰカ)して眺めた」 〔漢書‐五行志〕
②
連歌や
俳諧で所定の
興行が終わったのち、さらに興に乗じてつけ加えられた作品。千句の場合、表
(おもて)八句、または十句、もしくは五十韻、あるいは百韻を加え、
歌仙などの場合は表六句を加えたりする。
※俳諧・誹諧名目抄(1759)「追加(ツイガ) 〈略〉独吟千句などには其作者の又百韻をしてそへたるも有。多くは表八句のみなり」
③
鎌倉幕府・
室町幕府によって下された法令の名称。鎌倉幕府では、御成敗式目以後の法令。室町幕府では、御成敗式目は
前代同様に本条・本法とよばれ、これに対し室町幕府の制定した法令をいう。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「追加」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報