びしっと(読み)ビシット

デジタル大辞泉 「びしっと」の意味・読み・例文・類語

びしっ‐と

[副]
棒などで強く打ったり、太い物が一瞬に折れたりするさま。また、そのようにして鋭く音を立てるさま。「警策けいさく背中びしっと打つ」「松の大枝びしっと折れる」
非常に強い調子で物事をするさま。「びしっとしかる」
服装などにすきがないさま。「フォーマルウエアでびしっときめる」
[類語](1丁とはっしばしっとぴしっとびしりぴしりびしびしぴしぴしばんばん/(2厳しいきつい厳格厳重厳酷厳正冷厳峻厳しゅんげん峻烈しゅんれつ苛酷かこくこく容赦ようしゃない仮借かしゃくない険しい鋭い激しいひどい手痛い手厳しい手ひどいこっぴどい辛辣しんらつ/(3ばっちり完璧完全万全十全完全無欠満点両全金甌きんおう無欠百パーセントパーフェクト全くまった文句なし大丈夫無傷間然かんぜんする所がない水も漏らさぬ非の打ち所がない物の見事

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「びしっと」の意味・読み・例文・類語

びしっ‐と

〘副〙
① 棒などで強く打ったり、太い物が一瞬に折れたりするさま、また、そのようにして鋭く音を立てるさまを表わす語。「警策(けいさく)で背中をびしっと打つ」
② 非常に強い調子で物事をするさまを表わす語。「びしっとしかる」
③ 服装などにすきがないさまを表わす語。「フォーマルウエアでびしっときめる」

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