間然(読み)カンゼン

デジタル大辞泉 「間然」の意味・読み・例文・類語

かん‐ぜん【間然】

[名](スル)欠点をついてあれこれと批判非難すること。
「之を―するに人民議論もなく」〈福沢文明論之概略
「此顔触かおぶれなら―する処無かろうと思う」〈魯庵社会百面相

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精選版 日本国語大辞典 「間然」の意味・読み・例文・類語

かん‐ぜん【間然】

〘名〙 非難や批判すべき欠点があること。他からいろいろ口をはさむこと。
本朝文粋(1060頃)一〇・一称南無仏詩序〈慶滋保胤〉「満座許諾、誰人間然」 〔論語泰伯

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普及版 字通 「間然」の読み・字形・画数・意味

【間然】かんぜん

欠点。非難すべきこと。〔論語、泰伯〕禹は吾(われ)然すること無し。飮(うす)くして孝を鬼に致し、~宮室(ひく)くして力を洫(こうきよく)に致す。禹は吾然すること無し。

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