門口(読み)かどぐち

精選版 日本国語大辞典 「門口」の意味・読み・例文・類語

かど‐ぐち【門口】

〘名〙
① 門の入り口。家の出入り口。また、そのあたり。
※俳諧・独吟一日千句(1675)第七「五条通りをすぐる道草 あばら屋の門口よりもつふこかし」
浄瑠璃仮名手本忠臣蔵(1748)一〇「肩先掴(つかん)で門(かト)口より、外へ蹴出して跡ひっしゃり」
② (比喩的に) 物事のしはじめ。物事の入り口。
西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一二「就中児童は、眼目を以て知識門戸(〈注〉カドグチ)と為す」

もん‐ぐち【門口】

〘名〙 門の入り口。家の出入り口。また、そのあたり。かどぐち。〔日葡辞書(1603‐04)〕
※浄瑠璃・蘆屋道満大内鑑(1734)三「心やすしと門口(モングチ)の貫の木そっと明けかけて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「門口」の意味・読み・例文・類語

かど‐ぐち【門口】

家や門の出入り口。
物事が始まろうとする時。「第二の人生門口に立つ」
[類語]玄関戸口勝手口表口門戸もんこ車寄せポーチエントランス

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android