デジタル大辞泉
「風味」の意味・読み・例文・類語
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ふう‐み【風味】
〘名〙
① 味。飲食物などが舌に与える趣のあるよいあじわい。
※
蔭凉軒日録‐寛正七年(1466)二月一日「皆曰、久聞
二其名
一。今嘗
二此味
一、不
レ勝
二絶嘆
一也。似
二奈良并天野名酒之風味
一云々」
※虎寛本狂言・
瓜盗人(室町末‐近世初)「風味のよい瓜じゃ」 〔劉峻‐送橘啓〕
② 風雅なおもむき。そのものから感じられるおもむき、あじわい。
※太平記(14C後)一二「山居の風味を詠じて」
※評判記・難波物語(1655)「よきかたぎなり、風味一だんよし」 〔
韓愈‐答李使君書〕
※形影夜話(1810)下「殊に自ら諸人を療して、其諸症を手懸
(てがけ)ざれば、彼治療の機会、風味・
塩梅も覚えず」
⑤ (━する) 味見をすること。
※
咄本・鹿の子餠(1772)
海鼠腸「御肴に今出すこのわた、料理人お風味
(フウミ)をするとて」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「風味」の読み・字形・画数・意味
【風味】ふうみ
おくゆかしい人柄。趣致。宋・黄庭堅〔子瞻(軾)の陶(潜)詩に和するに跋す〕詩 彭澤(陶潜)千年の人 東坡(軾)百世の子 出處同じからずと雖も 風味は乃ち相ひ似たり字通「風」の項目を見る。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報