デジタル大辞泉
「知人」の意味・読み・例文・類語
しりゅうと〔しりうと〕【▽知▽人】
《「しりひと」の音変化》知人。知り合い。
「―はもち給はぬか」〈平家・五〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
しる‐ひと【知人】
① 知り合い。しりびと。また、
友人。
仲間。ちじん。おしるびと。
※
古今(905‐914)雑上・九〇九「たれをかもしる人にせんたかさごのまつもむかしの友ならなくに〈
藤原興風〉」
※枕(10C終)二八「わがしる人にてある人の、はやう見し女のことほめいひ出でなどするも〈略〉なほにくし」
※
源氏(1001‐14頃)
梅枝「しる人にもあらずやとひげし給へど」
④ 悟りを得た人。
しりゅうと しりうと【知人】
〘名〙 (「しりひと」の変化した語) =
しりびと(知人)〔韻字集(1104‐10)〕
※平家(13C前)五「これ程の事に逢て
遠国へながされ給ふに、しりうとはもち給はぬか」
ち‐じん【知人】
〘名〙 知っている人。しりあい。ちかづき。しりびと。しりゅうと。
※静嘉堂文庫本無名抄(1211頃)「我死なん後は、又知る人もなくてやみぬべき事と知人に会ひて語りける」
しり‐びと【知人】
〘名〙 知っている人。知り合い。ちじん。しりゅうと。
※能因本枕(10C終)三一九「憑き人のしり人などは、らうたくおぼえて木丁のもとちかくゐて衣ひきつくろひなどする」
しる‐と【知人】
〘名〙 「しるひと(知人)」の変化した語。
※
御伽草子・
天狗の
内裏(室町時代物語集所収)(室町末)「しるとに御なり候て、かしづきて、たまはり候へとありければ」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「知人」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報