須賀川[市](読み)すかがわ

百科事典マイペディア 「須賀川[市]」の意味・わかりやすい解説

須賀川[市]【すかがわ】

福島県中部の市。1954年市制。中心の須賀川は釈迦堂川南岸の台地上にあり,奥州街道宿場町,市場町として発達東北本線,水郡線,東北自動車道が通じ,市域の南東部に,1993年5月福島空港が開港した。電気・一般・精密機器などの工業が盛んで,臨空型の工業団地の建設も推進している。周辺では安積(あさか)疎水による米作,野菜栽培が盛ん。290種,5000株の牡丹(ぼたん)園(名勝),上人壇廃寺跡史跡)がある。2005年4月岩瀬郡長沼町,岩瀬村編入。東日本大震災で,市内において被害が発生。279.43km2。7万9267人(2010)。

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