百科事典マイペディア 「長老派教会」の意味・わかりやすい解説
長老派教会【ちょうろうはきょうかい】
→関連項目ノックス
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…19世紀の庶民の朝食であったポリッジ(オートミール)がコーンフレークスに取って代わられつつあるのと同じく,それは生活文化の相における大英帝国の影響の消滅とアメリカ化を象徴しているといえよう。【川北 稔】
[宗教]
イギリスでは,イングランドの国教会は英国国教会(アングリカン・チャーチ)であり,スコットランドの国教会は長老派教会である。国教会のほかにも,自由教会と呼ばれる会衆派教会,バプティスト教会,メソディスト教会やローマ・カトリック教会その他の教会が存在している。…
…正式には〈神の言葉にしたがって改革された教会〉であるが〈改革された教会〉と略称する。スコットランドの宗教改革(J.ノックス)に起源をもつ教会は〈長老派教会〉と呼ばれるが,信仰内容と教会制度においては改革派と基本的に同一であり,会衆の中から選ばれた〈長老〉と牧師の会議が指導権をとり,一個人に権力を集中させない。初期指導者がすべて人文主義の出身であり,またこの派の地盤が主として西欧であったため,西欧の知的合理主義と対決折衝を重ね,西欧的民主主義の精神的基礎となる。…
…なお,イングランドでは,ヘンリー8世の時代に,もっぱら政治的動機から教皇権よりの独立,国教会体制の移行がはじまったが,プロテスタントの教義の受容はエドワード6世治下のことであり,主教制と独自の礼拝形式をもつアングリカニズムの確立は,メアリー女王のカトリック反動を経て,エリザベス1世の時代に持ちこされた。正統なカルビニズムの立場から,この国教会体制を批判する長老派教会は,さまざまな迫害をうけつつも勢力を伸ばし,ピューリタンと呼ばれる非国教徒の主流を形成してゆく。【成瀬 治】
[イギリス宗教改革と国教会の成立]
イギリス宗教改革とは,イギリスの教会に対するローマ教皇の宗教的・司法的・財政的諸関係を断ち切り,教皇の支配から教会を解放した国家の行為であった。…
…しかし以上のうち,とくに第1と第3の用語の区別は厳密ではなく,日本では3者の総称として,非国教徒の語が一般に用いられる。16~17世紀に誕生した非国教徒には,長老派教会,会衆派教会(組合教会ともいう),バプティスト,クエーカー(基督友会)などがあり,そのうち長老派は非遵奉派,バプティストとクエーカーは分離派のタイプに属し,会衆派は二つのタイプの中間的な存在であった。18世紀以降には,あらたにメソディストやユニテリアンが加わった。…
※「長老派教会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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