デジタル大辞泉
「鑑」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
かが・む【鑑】
〘他マ上二〙
※文明本節用集(室町中)「於
レ水鑑
(カガムルコト)当
二於
レ民鑒
(カガム)一〔
史記〕」
※
樵談治要(1480)「国のまさにおこらむとする時は、神明くだりて其の徳をかがむ」
かんが・む【鑑】
〘他マ上二〙
※想実論(1890)〈
石橋忍月〉四「
一つは実に鑑み二は想に鑑むべし」
かん【鑑】
〘名〙
① かがみ。金属製のすがたみ。また、てほん。
模範。いましめ。
※
西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉九「
人倫の鑒ありて、善く
材能の士を抜擢すと雖ども、重大の事に至りては、多く他人に委せずして」
② 鑑定。
かん‐・す【鑑】
〘他サ変〙 鏡などに映して見る。転じて、前例に照らして考える。かんがみる。
※新聞雑誌‐七号・明治四年(1871)
七月「之を要するに深く
従前の
弊害を鑑
(カン)し遠く将来の猷謨を画す」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報