鐺(漢字)

普及版 字通 「鐺(漢字)」の読み・字形・画数・意味


21画

[字音] トウタウ)・ソウ(サウ)
[字訓] くさり

[説文解字]

[字形] 形声
声符は當(当)(とう)。〔説文十四上に「鐺なり」とあって、くさりをいう。また(とう)と通じ、鐘鼓の声。また鉄でものを貫く、くしさす。また三足の温酒器をいう。

[訓義]
1. くさり。
2. と通じ、鐘鼓の声。
3. くしさし。
4. 三足のかま、温酒器。
5. 国語で、こじり。

[古辞書の訓]
名義抄〕鐺 アシカナヘ・アシナベ・カナシキ・ミミカネ・コシリ/鐺子 サスナベ/鐺 クサリ 〔字鏡集〕鐺 ミミカネ・アシナベ・アシカナヘ・ユク・カネノコヱ・コシリ

[熟語]
鐺脚鐺戸鐺墨鐺鐺鐺鬲
[下接語]
茶鐺・鼎鐺・鉄鐺・土鐺・薬鐺・

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報