普及版 字通 「鎬(漢字)」の読み・字形・画数・意味
鎬
18画
[字訓] なべ
[説文解字]
[字形] 形声
声符は高(こう)。高は京と同じく、屍骨を塗りこんだ京観のような建物で、おそらく聖所の前に呪禁として建てたものと思われる。西周の神都は古くは京(ほうきよう)とよばれるもので、の字形に含まれる方も架屍の象。起原的には髑髏棚(どくろだな)のようなものであろう。京の辟雍(へきよう)(神)はのち鎬京(こうけい)に遷されたらしく、〔詩、大雅、霊台〕〔大雅、文王有声〕には、鎬京辟雍のことが歌われている。〔説文〕十四上に「なり」とするのは、後の用義であろう。
[訓義]
1. 地名、西周の都、鎬京(こうけい)。字はまたに作る。
2. なべ、土釜。
3. 国語で、剣のしのぎ。
[熟語]
鎬鎬▶
[下接語]
豊鎬
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報