普及版 字通 「蹊(漢字)」の読み・字形・画数・意味
蹊
17画
(異体字)
13画
[字訓] こみち
[説文解字]
[字形] 形声
声符は奚(けい)。〔説文〕二下に正字をに作り、「待つなり」と訓し、重文として蹊を録する。〔釈名、釈道〕に「を用ひるところのを蹊と曰ふ」とあり、山中・谿谷の小道をいう。蹊径のように連用することがある。
[訓義]
1. こみち、ちかみち。
2. わたる、よこぎる。
3. は、まつ。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕蹊 阿留久(あるく)〔字鏡〕蹊 アリク・ワタル・ミチ・カノミチ・アトノコミチ・ミツ
[熟語]
蹊▶・蹊径▶・蹊逕▶・蹊隧▶・蹊田▶・蹊道▶・蹊路▶
[下接語]
寒蹊・空蹊・故蹊・山蹊・成蹊・鼠蹊・微蹊・幽蹊・鹿蹊
13画
(異体字)蹊
17画
[字訓] まつ・こみち
[説文解字]
[字形] 形声
声符は奚(けい)。〔説文〕二下、〔爾雅、釈詁〕に「待つなり」とあり、また徑(径)に通じて、〔一切経音義、七〕に「をと曰ふ」とみえる。
[訓義]
1. まつ。
2. こみち。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 マツ
[熟語]
径▶・隧▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報