デジタル大辞泉
「行行」の意味・読み・例文・類語
こう‐こう〔カウカウ〕【行行】
[形動タリ]しだいに進んでいくさま。また、どこまでも歩いていくさま。
「―として重ねて―たり」〈海道記・序〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
いけ‐いけ【行行】
〘名〙 (形動) (動詞「いく(行)」の
命令形を重ねた語)
② 受け渡しや
損益の差し引きが
ゼロであること。
相殺(そうさい)。〔両京俚言考(1868‐70頃)〕
ゆく‐ゆく【行行】
〘副〙 (動詞「行く」を重ねた語)
① 行きながら。道を歩きながら。道すがら。
※
書紀(720)雄略九年三月(前田本訓)「紀小弓宿禰等即ち
新羅に入りて行
(ユクユク)傍の郡を屠
(ほふ)りとる」
※虎寛本狂言・腹不立(室町末‐近世初)「ゆくゆくはこなたの御指南を請度う御座る」
こう‐こう カウカウ【行行】
〘形動タリ〙
① しだいに進んで行く
様子。どこまでも歩いて行くさま。
② 鳥が列をなして飛ぶさま。
※南海先生文集(1784)一・丁未中秋与諸子泛明光浦「双双宿鷺依二苔磯一、行行新雁落二蘭沚一」
ゆき‐ゆ・く【行行】
〘自カ四〙 どんどん行く。行きに行く。
※
万葉(8C後)一一・二三九五「行々
(ゆきゆき)て逢はぬ妹ゆゑひさかたの天の露霜ぬれにけるかも」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報