羽地内海(読み)はねじないかい

日本歴史地名大系 「羽地内海」の解説

羽地内海
はねじないかい

本部もとぶ半島北東部と屋我地やがじ島・奥武おう島に囲まれた海域。南北約四キロ・東西約六キロ。内海の南岸に面する現在の呉我ごが仲尾なかお仲尾次なかおしの浜は、古くは勘手納かんていな港とよばれており(南島風土記)、羽地内海は第二次世界大戦後の命名といわれる。海域は沖縄海岸国定公園に指定され、国設の特別鳥獣保護区(約一千ヘクタール)・鳥獣保護区(約三千七〇〇ヘクタール)が設定されており、沿岸干潟では季節ごとに飛来する多種鳥類が観察できる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション 「羽地内海」の解説

はねじないかい【羽地内海】

沖縄の泡盛。酒名は、沖縄の松島ともいわれる近く景勝地・羽地内海にちなみ命名。多野岳湧水と老麹を用いて醸す一般酒。原料はタイ米、黒麹。アルコール度数30%。蔵元の「龍泉酒造」は昭和14年(1939)創業。所在地は名護市字仲尾次。

出典 講談社[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の羽地内海の言及

【名護[市]】より

…人口5万3955(1995)。市域は本部(もとぶ)半島基部から太平洋岸まで広がり,半島基部北側の羽地内海をへだてて浮かぶ屋我地島(面積7.7km2)を含む。東部には多野岳(383m),名護岳(345m)などの国頭(くにがみ)山地があり,北西部に八重岳(453m),嘉津宇(かつう)岳などがあって,山林が市域の半分以上を占める。…

※「羽地内海」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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