羽入村(読み)はにゆうむら

日本歴史地名大系 「羽入村」の解説

羽入村
はにゆうむら

[現在地名]東根市羽入

みだれ川扇状地扇端の段丘に沿う弧状の村で、東は神町じんまち村、南は荷口にくち村、北は藤助とうすけ新田。北端の字三津屋みつやは高橋七右衛門なる武士が近江国から来住して開いたと伝え、深山みやま神社境内に「当村開祖 高橋近江塚」と刻された石碑があり、その両側に「于時弘治二辰年十二月廿六日」の紀年銘がある。また林松りんしよう寺の南側からは、昭和二〇年(一九四五)奈良時代の鉄製壺鐙が発見された。

羽入村
はにゆうむら

[現在地名]竹野町羽入

松本まつもと村の南、竹野川下流域右岸(一部は左岸)に位置する。江戸時代の領主変遷宇日うひ村に同じ。正保(一六四四―四八)成立国絵図に村名がみえ、高八九石余。元禄九年(一六九六)の但州村々法度五人組帳(冨森家文書)でも同高。元文四年(一七三九)の家数人数其外書上帳(細田家文書)によると家数二一・人数一三〇、寺二・社四、牛七。延享二年(一七四五)人家牛船数書上帳(同文書)では家数二〇・人数一二六、牛七。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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