日本歴史地名大系 「結東村」の解説 結東村けつとうむら 新潟県:中魚沼郡津南町結東村[現在地名]津南町結東中津(なかつ)川の上流、秋山(あきやま)郷の中心集落。中津川沿いに下流から逆巻(さかさまき)・結東・前倉(まえくら)、これら集落の西方台地上には高野山(たかのやま)・横根(よこね)・大谷内(おおやち)・上日出山(かみひでやま)・下日出山・屈岨(くつそ)の集落がある。下船渡(しもふなと)村大割野(おおわりの)から中津川右岸沿いに南下する道は、秋山郷の川沿いの各集落を結ぶ。「秋山記行」に「見渡せば家数二十九軒、薬研のごとき沢らしきに、飛々に家を営む。此村はひとしほ豊さうに見ゆる」と記す。天保郷帳によると、かつては前子村・出浦村・前倉村・結東村・上日出山村・下日出山村・大谷内村・横根新田・高野山村の九ヵ村であった。元禄七年(一六九四)の妻有組村名書上帳(福原氏蔵)によると、横根畑新田が寛永一〇年(一六三三)に開発されている。下日出山からは枝村「窟岨村」が寛文一一年(一六七一)に独立している。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報