精選版 日本国語大辞典 「上流」の意味・読み・例文・類語
じょう‐りゅう ジャウリウ【上流】
〘名〙
① 川の流れの源に近い部分。みなかみ。かわかみ。⇔下流。
※日本外史(1827)一一「謙信分レ兵渡二上流一、出二甲斐軍後一」
※新聞雑誌‐二三号・明治四年(1871)一二月「上流は巨石犖确(らくかく)水勢之が為に迸激(はうげき)し」 〔史記‐淮陰侯伝〕
うわ‐ながし うは‥【上流】
〘名〙 家の内、床の上で用いる炊事用流し台。
※歌舞伎・盟三五大切(1825)大詰「勝手道具、炬燵櫓(こたつやぐら)、上流(ウハナガ)し、〈略〉その外、いろいろの道具を」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報