デジタル大辞泉
「粟散国」の意味・読み・例文・類語
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そくさん‐こく【粟散国】
〘名〙 (後に「ぞくさんこく」とも)
①
粟粒(あわつぶ)を散らしたように点在する小さな国。そくさん。そくさこく。
② (①から) インド、中国などの大国に対して、特に日本をさしていう。
※太平記(14C後)一二「矧
(いはん)や粟散
(ソクサン)国の主として、此の
大内を造られたる事、其の徳相応ずべからず」
そくさ‐こく【粟散国】
※宇津保(970‐999頃)吹上下「たねまつは、
十六大国よりはじめて、そくさこくに至るまで、宝をたくはへて侍る物なり」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報