十千(読み)とち

精選版 日本国語大辞典 「十千」の意味・読み・例文・類語

と‐ち【十千】

〘名〙 一〇の一〇〇〇倍。一万。また、数の多いさまをいう。
浮世草子傾城禁短気(1711)四「たとへ身をつめて十千(トち)貫目ためたればとて、迚も死では持てゆかず」

じっ‐せん【十千】

〘名〙 千の一〇倍。一万。また、数の多いことを表わす語。
霊異記(810‐824)中「流水長者、十千の魚を放ち、魚、天上に生まれ、四十千の珠を以て、現に流水長者に報ず」 〔崔敏童‐宴城東荘〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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