普及版 字通 「秒(漢字)」の読み・字形・画数・意味
秒
常用漢字 9画
[字訓] のぎ・かすか・わずか
[説文解字]
[字形] 会意
禾(か)+少。〔説文〕七上に「禾(くわ)の(ばう)なり」とあり、穂先の部分をいう。きわめて細いものであるから、かすか、わずかの意に用いる。時や角度をはかるときの単位として、分の六十分の一をいう。
[訓義]
1. のぎ、穂(ほ)の先。
2. かすか、わずか。
3. 時や角度の単位、六十分の一。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕秒 比古江(ひこえ)
[語系]
秒・杪・眇・渺・妙・miは同声。細小微妙の意がある。・票pi系統の字も声義近く、〔説文〕六上に「杪(べう)は木の標末なり」「標は木の杪末(べうまつ)なり」のように、ほとんど互訓に近い語である。
[熟語]
秒忽▶・秒末▶
[下接語]
寸秒・度秒・分秒・余秒
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報