普及版 字通 「禹(漢字)」の読み・字形・画数・意味
禹
9画
[字訓] むし
[説文解字]
[金文]
[字形] 会意
虫+九。九は竜の形。雌雄の竜を組み合わせた形で、洪水神の禹を示す。〔説文〕十四下に「蟲なり」とする。
[訓義]
1. むし。
2. 洪水神の禹。夏王朝の祖神とされる。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕禹 フク・ミツ 〔字鏡集〕禹 ムシ・オホキミ・キミ・フク・ミツ・オホナラ
[声系]
〔説文〕に禹声として・など八字を収める。禹・hiuaと・kiuaと、二系の声がある。
[熟語]
禹域▶・禹穴▶・禹功▶・禹迹▶・禹績▶・禹跳▶・禹湯▶・禹▶・禹歩▶・禹門▶
[下接語]
夏禹・舜禹・神禹・大禹
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報