(読み)ヒトミ

デジタル大辞泉 「瞳」の意味・読み・例文・類語

ひとみ[人工衛星]

平成28年(2016)2月に打ち上げられたX線天文衛星ASTRO-Hアストロエッチ愛称JAXAジャクサ(宇宙航空研究開発機構)が中心となり、すざく後継として開発。従来より10倍以上の精度でX線光子のエネルギーを測定するマイクロカロリーメーター、広視野・高感度の軟X線検出器、世界で初めて硬X線領域の集光撮像を行うX線望遠鏡、および新技術を採用したガンマ線検出器を搭載。銀河団をとりまく高温ガスの挙動や、銀河中心の巨大ブラックホールなどの観測を行う予定だったが、平成28年(2016)4月、異常回転を伴う分解および通信途絶により運用を断念した。

ひとみ【瞳/×眸】

目の虹彩、あるいは虹彩と瞳孔どうこうのこと。黒目。「青い―」「つぶらな―」
瞳孔。どう。「目薬で―を広げる」「入射―」
比喩的に、目。また、視線。「―を閉じる」「―を凝らす」「まっすぐな―」
[補説]「瞳を輝かせる」というときは、文脈により1または3の意。「―を覗き込む」「―の奥」「―に映る」「澄んだ―」なども同様。
[類語]黒目瞳孔

どう【瞳】[漢字項目]

常用漢字] [音]ドウ(慣) [訓]ひとみ
ひとみ。「瞳孔瞳子

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「瞳」の意味・わかりやすい解説


ひとみ

目の黒い部分、すなわち角膜を通して黒くみえる虹彩(こうさい)をさす。また、瞳は目童子(目の子供・小目(こめ))の意をもち、瞳孔をもさす。

[編集部]

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デジタル大辞泉プラス 「瞳」の解説

NHKのドラマシリーズ「朝の連続テレビ小説」の作品のひとつ。2008年3月~9月放映。脚本:鈴木聡。音楽:山下康介。出演:榮倉奈々、飯島直子、西田敏行ほか。札幌ダンサーを目指していた少女・瞳が上京里親として血のつながらない子供たちを育てる祖父を手伝い奮闘する姿を描く。

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改訂新版 世界大百科事典 「瞳」の意味・わかりやすい解説

瞳 (ひとみ)

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のの言及

【瞳孔】より

…いわゆる瞳(ひとみ)の部分で,角膜を通して外から茶色に見える虹彩の中央にある円形の小孔をいう。発生学的には,眼球腔中に円盤状の薄い膜として存在する虹彩のほぼ中央に,眼球内へ光を入れるために丸い孔があいたものである。…

【目∥眼】より

…また脈絡膜の前縁は小さなひだ状の毛様体となり,透明な繊維でできたチン小体を介して水晶体に連なる。一方,毛様体から水晶体の前方に虹彩(こうさい)がのび,瞳孔(どうこう)が形成される。網膜には視細胞やその他の神経要素があり,視覚情報処理の一部がここで行われる。…

※「瞳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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