湯浴(読み)ユヨク

デジタル大辞泉 「湯浴」の意味・読み・例文・類語

ゆ‐よく【湯浴】

水浴2」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典 「湯浴」の意味・読み・例文・類語

ゆ‐あ・む【湯浴】

連語〙 湯をあびる。湯にはいって身体を暖め、また、洗う。入浴する。温泉にはいって病気などを治す。湯治する。湯あぶ。
書紀(720)雄略即位前(前田本訓)「穴穂天皇沐浴(みユアマ)むと意(おほ)して」
古今(905‐914)離別・三八七・詞書「源のさねがつくしへゆあみむとてまかりける時に」
[補注]「浴む」には四段活用と上二段活用とがあり、挙例日本書紀は四段活用、古今集は上二段活用と認められる。

とう‐よく タウ‥【湯浴】

〘名〙
① 入浴。入湯。ゆあみ。湯沐(とうもく)。沐浴。
養生訓(1713)五「湯浴は、しばしばすべからず。温気過ぎて肌開け、汗出で気へる」
化学実験に用いるなべ型の容器。湯煎なべ。水浴。

ゆ‐あみ【湯浴】

〘名〙 湯を浴びること。湯にはいって身体を暖め、また、洗うこと。入浴。沐浴。温泉にはいって病気などを治すこともいう。湯治。ゆあび。ゆがけ。
※書紀(720)允恭四年九月(図書寮本訓)「諸の氏姓の人等沐浴(ユアミ)(〈別訓〉ゆかはあみ)斎戒して各盟神探湯(くかたち)為よ」

ゆ‐あび【湯浴】

史記抄(1477)一二「挙とは取あげて、養て湯あひせつなんとするを云ぞ」

ゆ‐よく【湯浴】

〘名〙 =すいよく(水浴)②〔稿本化学語彙(1900)〕

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