林森(読み)リンシン

デジタル大辞泉 「林森」の意味・読み・例文・類語

りん‐しん【林森】

[1868~1943]中国政治家。福建省閩侯びんこう県の人。あざなは子超。孫文の革命運動に参加。のち、蒋介石南京政府に入り、1931年以降国民政府主席。リンセン

リン‐セン【林森】

りんしん(林森)

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精選版 日本国語大辞典 「林森」の意味・読み・例文・類語

りん‐しん【林森】

中華民国の政治家。字は子超。福建省出身。清末にアメリカに滞在して、孫文の革命運動を支援。辛亥革命後帰国、国民党員として北京政府内で活躍した。一九二七年、蒋介石の南京国民政府に参加、三一年以降国民政府主席。(一八六八‐一九四三

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「林森」の意味・わかりやすい解説

林森
りんしん / リンセン
(1868―1943)

中国国民党の元老。福建省閩侯(びんこう)県の人。字(あざな)は子超。辛亥(しんがい)革命に参加、福建省選出の参議院議員となる。袁世凱(えんせいがい)によって議会と国民党が解散させられるや日本に渡り、孫文(そんぶん)の中華革命党に加盟、アメリカに渡り、国民党アメリカ総支部副支部長として、華僑(かきょう)の間で討袁資金集めをする。1916年帰国し、広州を中心に孫文の下で活動、1924年、国民党第一次全国代表大会で中央執行委員となる。1935年、孫文の死後戴季陶(たいきとう)らと北京(ペキン)の西山に会して「反共宣言」を発し、広東(カントン)国民政府を否定。蒋介石(しょうかいせき)の反革命後は南京(ナンキン)政府に入り、以後国民政府の要職を歴任した。1931年、広東政府と南京政府の妥協後、国家主席となり、死ぬまでその職にとどまった。

[遠藤節昭]

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普及版 字通 「林森」の読み・字形・画数・意味

【林森】りんしん

盛んで多いさま。

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