東白川村(読み)ひがししらかわむら

日本歴史地名大系 「東白川村」の解説

東白川村
ひがししらかわむら

面積:八七・一八平方キロ

加茂郡の東端部に位置し、北東部が高く、南西に傾斜し、周囲は裏木曾山系に連なる標高一〇〇〇メートル前後の山に囲まれ、全面積の九〇パーセント余が山林で占められる渓谷型の山村。飛騨川の支流白川上流とその支流に沿って耕地人家が散在する。東は恵那郡加子母かしも村・付知つけち町・福岡ふくおか町に接し、南・西・北の三方を白川町に囲まれる。白川に沿って主要地方道六二号が村の中央を東西に貫いている。村の北、白川町との境、さくら峠を経る主要地方道八七号が益田ました下呂げろ町へ通じる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

事典 日本の地域遺産 「東白川村」の解説

東白川村

(岐阜県加茂郡東白川村)
日本で最も美しい村指定の地域遺産。
東白川村は岐阜県の東部に位置する。総面積の90%が山林で、その73%を占める人工林は、東白川村ブランドの「東濃ひのき」が植えられている。明治初年の廃仏毀釈により仏教建造物のほとんどが破壊され、以後再建されなかったため寺のない村として有名。また、幻の珍獣ツチノコ」が目撃された「ツチノコ村」とも呼ばれ、毎年行われる捕獲イベントには村内外から多数参加者が集まる

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域遺産」事典 日本の地域遺産について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「東白川村」の意味・わかりやすい解説

東白川〔村〕
ひがししらかわ

岐阜県南東部,飛騨川支流白川流域にある村。白川茶の産地として名高い。越原 (おっぱら) ハナノキ自生地天然記念物国道 256号線が尾城山南麓を通り,沿線に越原温泉がある。面積 87.09km2人口 2016(2020)。

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