通り(読み)トオリ

デジタル大辞泉 「通り」の意味・読み・例文・類語

とおり〔とほり〕【通り】

[名]

㋐人や車のとおるところ。道路往来。「にぎやかな通り
㋑(「…どおり」の形で)地名・場所などを表す名詞の下に付いて、その道筋・道路である意を表す。「銀座通り」「裏町通り
人や車が行ったり来たりすること。通行。ゆきき。往来。「車の通りが激しい道」
気体液体が流れかようこと。流通。「風の通りがいい」「下水通りが悪い」
声や音などがよく伝わること。「声の通りがいい」
広く知れわたっていること。評判。「彼の名は通りがよい」
同じ状態・方法であること。「予想した通り成果が出た」「私の言った通りだ」「今までの通りに行う」
理解。のみこみ。「通りのよい説明」
[接尾]助数詞
組になっているものを数えるのに用いる。「道具を二通りそろえる」
種類を数えるのに用いる。「やり方が三通りある」
[下接語](どおり)裏通り大通り御目おめ通り表通り河岸かし通り・かみ通りしも通り素通り中通り人通り目通り目抜き通り
[類語]みち往来道路車道街路舗道ほどう街道往還通路路上路面ロードルート

どおり〔どほり〕【通り】

[接尾]
数量を表す語に付いて、だいたいそのくらいという意を表す。「八、九分通りでき上がった」
名詞に付いて、同じ状態、そのままであるなどの意を表す。「従来通り」「予想通り

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android