有声(読み)ゆうせい

精選版 日本国語大辞典 「有声」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐せい イウ‥【有声】

〘名〙
① 声が出ること。声が聞こえること。〔春秋公羊伝‐宣公八年〕
名声があること。〔詩経大雅・文王有声〕
音声学で、発音声帯振動を伴うこと、また、有声音をいう。
※国語学概論(1909)〈亀田次郎〉四編「凡て音を有声、無声二種に分ち其有声音の一部濁音といひ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「有声」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐せい〔イウ‐〕【有声】

声が出ること。声が聞こえること。⇔無声
発音の際、声帯の振動を伴うこと。⇔無声

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「有声」の読み・字形・画数・意味

【有声】ゆうせい

声がする、有名。

字通「有」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の有声の言及

【音声学】より

…このとき声帯が振動し声を発する。声を伴う場合を有声voicedという。(3)声帯を少し離れた所まで接近させると,呼気は軽い摩擦音をたてる。…

※「有声」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android