春日局(4)(読み)かすがのつぼね

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「春日局(4)」の解説

春日局(4) かすがのつぼね

1579-1643 江戸時代前期の女性。
天正(てんしょう)7年生まれ。斎藤利三の娘。稲葉正成にとつぎ,正勝らを生む。慶長9年(1604)板倉勝重推挙徳川家光乳母となる。家光と弟忠長との将軍継嗣問題徳川家康にうったえ,家光の世子決定を実現。大奥に絶大な権力をふるう。のち後水尾天皇から春日局の称をうけた。寛永20年9月14日死去。65歳。名は福。
格言など】西に入る月を誘ひ法(のり)を得て今日ぞ火宅を逃れぬるかな(辞世)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android