精選版 日本国語大辞典 「抱込」の意味・読み・例文・類語
だき‐こ・む【抱込】
[1] 〘他マ五(四)〙
① うでの中にかかえいれる。かかえこむ。
※俳諧・三冊子(1702)赤双紙「抱き込んで松山広き在明(ありあけ)に」
③ まきぞえにする。
[2] 〘他マ下二〙 (一)に同じ。
※燈前夜話(15C後)上「両手を以てだきこむるほどになったぞ」
かかえ‐こ・む かかへ‥【抱込】
〘他マ五(四)〙
② おもに自分が使用するものとして、自分の領域内に持ちこむ。
③ 担当、処理すべきものとして引き受ける。
だき‐こみ【抱込】
〘名〙
① だきこむこと。抱いて入れること。
② 仲間にひき入れたり、まきぞえにしたりすること。
※批評基準の退化(1955)〈埴谷雄高〉「軽い抱きこみに批評家が慣れてくる」
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