デジタル大辞泉
「恐悦」の意味・読み・例文・類語
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きょう‐えつ【恐悦】
〘名〙
① 相手の好意をもったいなく思って喜ぶこと。
他人に感謝の喜びを述べるときの語。
※
明衡往来(11C中か)上末「今故蒙
二厳命
一。恐悦恐悦」
②
目上の人の喜ばしい出来事を、
自分も喜ぶという
気持を表わす語。
※
浄瑠璃・
志賀の
敵討(1776)一「奥方御着の恐悦
(ケウヱツ)を申上げんと」
③ ひどく喜ぶこと。
※
社会百面相(1902)〈
内田魯庵〉ハイカラ
紳士「『此写真の女とは少
(ちっ)と艷聞を流したがネ…』と主人公大恐悦
(キャウエツ)で相恰を壊
(くづ)してゐる処へ」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報